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表紙:次期入管システムの構想と問題点
2006年7月24〜25日、北海道札幌市で開かれた「移住連全国フォーラム」の第1分科会「外国人の出入国・在留管理」での報告。
次期入管システムの構想と問題点
情報人権の視点から
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 スライド:34ページ/最大の画像ファイル:75kバイト


 本スライドを全面的に改訂増補した詳細レポート
   「入管システム最適化計画の 構想と問題点」
   を、パンフレットにしました。あわせてご参照ください。
   パンフレットのページへ
Summary
 このスライドは、日本版US-VISITと呼ばれる外国人からの指紋の強制収集を含む日本政府の「次期入管システム」の構想(法務省「出入国管理業務の業務・システム最適化について」)の概要を整理し、情報人権の視点からいくつかの問題点を指摘したものです。
 同システムについては、マスコミ報道などを通じて、IC旅券や生体情報(指紋など)記録ICカード・「自動化ゲート」が注目され、出入国時に「テロリスト」を発見するというUS-VISIT方式の出入国管理の問題が強調されています。しかしここでは、移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連)からの指摘を受けて、日本政府の長期滞在外国人に対する「在留管理」強化の側面により強い関心を向けています。
 「次期入管システム」構想が含んでいる「統合データベース管理システム」、「インテリジェントセンター」構想、「ナレッジマネジメントシステム」などは、その詳細な機能がまだ具体的に公開されていません。しかしそれらが、国家による個人に対する監視(surveillance)の統合・収斂を基礎としたプロファイリングを実現し、その結果を効果的に利用するための機能や機構であることは明らかでしょう。
     *   *
 終章では、情報人権の視点から、国家の行政サービスシステム拡大がもたらす監視(surveillance)の強化とその問題の深刻化に対して、市民社会の側からの取り組みの必要性と基本的な課題について検討しています。

もくじ
1  次期入管システムの構想と問題点−−情報人権の視点から
2  もくじ
3  はじめに 次期入管システムの全体イメージ
4  次期入管システム(システム構成)
5  次期入管システム(機能構成)
6  次期入管システム(データフロー)
7  次期入管システム(ネットワーク)
8  1. 次期入管システムの課題
9  現行入管システムのシステム構成
10  入管システムの「見直し・最適化」
11  2. 次期入管システムの構想
12  次期入管システムの構想
13  次期入管システム構想の導入スケジュール
14  3. 次期入管システムのポイント
15  次期システムのポイント
16  レガシーシステムから「IT」へ
17  先端的技術の積極的導入
18  情報の積極的統合(連携)
19  統合データ管理システム
20  インテリジェンスシステム
21  ナレッジマネジメントシステム
22  位置情報システム
23  4. 次期入管システムの問題点
24  次期入管システムの問題点 (1) 脅威の極大化
25  次期入管システムの問題点 (2) 技術以前の課題
26  5. 情報人権の視点から
27  「情報人権」ということば
28  ネットワーク社会から見た「近代国家」
29  国家による「監視」の拡大
30  (国家による)監視の統合・収斂
31  監視の統合・自動化がもたらすもの
32  「差別と排除」のネットワーク/「対話と共存」のネットワーク
33  付記
34  参考資料

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